私家版・久里浜医療センターアルコール科入院マニュアル(仮)

これを読んでアルコール科入院生活を活用し倒そう!

久里浜駅前商店街黒船仲通りはお菓子司結城のみたらしだんごのこと

通院帰りに久里浜駅前の黒船仲通りを散策しておったら、駅前の本通りに突き当たる左手に風格のある和菓子屋があった。

名をお菓子司結城という。

上喜撰、という名の菓子が見えたので煎茶でも使っているのかと尋ねると、

「いえ、こちらはペリーさんにちなんで、この店で唯一バターを使っているものなのですよ」

と仰る。

なるほど、ペリーだけにバタ臭いんですな、などと軽口をたたいたところ、いえ、それほどバターの風味が強いわけでもないんですが、と柔らかく否定された。

ふうむ。

和三盆の打ち菓子もあるし、目の前で柏餅は売り切れてゆくし、地元にも人気の上等の菓子やと見える。

何か買って帰りたいものだ。

さりとて、どうも今日は練り切りの気分じゃない。

ふと、残り二本のみたらし団子が目に留まった。

一本150円という安価に持ってきて、たれの色が浅く、平素お世話になっているみたらしとはどうも違う感じがする。

焼き目も実にいい感じだ。

こちらをいただくことにした。

「本物の吉野葛を使っているんですよ」

包みながらご婦人が言う。

おおう、それは楽しみだ。

 

帰って早速皿に盛り、待てずにまずは一口をほおばる。

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ふむ。

全体押しつけがましくない。

吉野葛の餡は「団子に砂糖醤油味をまとわせるのが私の仕事」とでもいいたげに、口に入れればほとんど留まることなくほどけてゆく。

そのなめらかな官能を楽しむ暇もないほどに。

砂糖醤油の味わいもあくまで控えめにして上品。

しかし団子は団子、もちもちと食べごたえがあり、それが四連なのだから長く楽しめてよろしい。

 

これは大人のみたらしだ。

子どもに秘密のみたらしだ。

 

みたらしですらこれだもの。

季節ごと、いったいどんな美味が並ぶのか。

なにより私はまだ和三盆の打ち菓子を試していない。

というわけで、久里浜に通院に参るたび、こちらに寄って諸々を頂きに参る所存である。

 

結城 京急久里浜駅前店

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